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OKTOBER

1 - 7, 2018

主催:墺日協会

FILMCASINO

MARGARETENSTRASSE 78, 1050 VIENNA

サバイバル•ファミリー Survival Family

2017年10月5日 18:00

Japan 2016,  117分

監督

矢口史靖

脚本

矢口史靖

出演者

小日向文世

深津絵里

泉澤祐希

葵わかな

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東京に暮らす平凡な鈴木さん一家。さえないお父さん(小日向文世)と元気なお母さん(深津絵里)。無口な息子(泉澤祐希)と、スマホがすべての娘(葵わかな)。一緒にいるのに、なんだかバラバラなありふれた家族。そんな鈴木家にある日突然、緊急事態発生。テレビや冷蔵庫、スマホにパソコン、すべての電気製品が動かない。ただの停電かと思ったが、どうもそうじゃない。次の日も、その次の日も、一週間たっても電気はつかない。情報も絶たれ、電車、自動車、ガス、水道、なにからなにまで完全にストップ。突然訪れた超不自由生活。一家は、大混乱に陥る東京を脱出して、郷里の鹿児島を目指して自転車で出発する。高速道路は徒歩で移動する人でいっぱい。食料確保のため野ブタをおいかけ、必死に前進するが、行く手には困難が次々に立ちはだかる。はたして、サバイバル能力ゼロの一家は、電気がなくなった世界で生き残れるのか。

 

通常当たり前に使っているものが、ある日突然使えなくなったら、いったい人はどうなるのだろうか。何がおきるかわからない世界で、一つの家族が繰り広げる究極のサバイバル。監督の矢口史靖は、「ドキュメンタリー作品のようにしたかった」と、電気のなくなった後の世界をすべて手持ちカメラで撮影した。「僕が作ってきた映画の中では、最もシビアな状況設定なので、脚本を書いているときはもっと痛々しい映画になるのではないかと思っていました。でも完成した映画は、鈴木家のキャスト4人に助けられて、絶望の先に希望の見える家族再生の温かい物語になりました。何も大震災が起きるわけじゃない。たった130年くらい前の、電気のない生活に戻るだけなんです。しかし便利な暮らしに慣れてしまった私たちにとってその瞬間から、命がけの旅が始まる。今の暮らしは本当に豊かなのか。失って初めてわかることもある。いつか同じようなことが起きたら、あなたは生き残れますか」。

© 2017 Österreichisch-Japanische Gesellschaft•墺日協会

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